041211

ネピアン川の攻略方法

場所 シドニーから西へ向かって約45分。
竿遊の文字通りホームグラウンドの釣り場だ。
おかっぱりも含めると、13年間で1000回くらい行ってるかもしれない。
シドニーからパラマロードへ入り、M4の高速道路をブルーマウンテンの手前まで
行くと、ネピアン川が見える。
ボートランプは高速道路の直ぐ下。

どの釣りもそうだが、季節やコンディションによって、大きく釣り方が変わるので、
とりあえず、コンディションの良い真夏の朝マズメ〜昼の設定で、お話ししたい。

ボートランプから直ぐ上流の高速道路の橋脚は、大物も臨めるかなりホットな
ポイントだ。ここをキャストせずに通り越したことは一度もない。
ウイードの状況にもよるが、橋脚周りは3M〜4Mあって、かなりオープン
(ウイードが少ない)ので、クランクベイトやバイブレーション、スピナーベイトを
橋脚のボトム付近に当てるようにトレースする。よっぽどの洪水後でない限り、
流れは殆どないので、橋脚の陰側にバスは付いている。この、1級ポイントには、
たいてい40CMクラスのバスがでーんと待ち構えているので、
朝一番のファーストキャストをここにすると、初っ端から良型バスとご対面できる。

あと、橋の日陰部分には、小〜中サイズのバスが必ずスクールしているので、
ミノー、ジグスピナー、ベイビークランクなどで、入れ食いを味わえる。

次に、更に上流の右側に、シャローエリアがあるが、
2つのマーカーブイがあるので、一目瞭然。
そこは、つい先日も50CMアップのバスも出た、デカバスの宝庫だ。
ただ、ウイードが多く、引っ掛かリやすいので、スピナーベイト、
バズベイト、ポッパー、ペンシルといった、ウイードレスもしくは、
トップで狙うのが吉。曇り空の無風状態なら、ポッパーやバズベイトは
非常に有効なルアーである。ワンキャストワンバイトもよくある。
風が吹けば、スピナーベイトが活躍する。

それから更に上流に行くと、ナローカーブと呼ばれる細くて
浅い分岐店がある。ブルーマウンテンからの流れ込みもあり、
その周辺は、超一級ポイント。ウイードの具合によって、
バイブ、スピナベ、ジグスピナー、ミノー、クランクを使うが、
ここでラバージグで釣れたこともある。

このあたりまで釣り上がってくると、たいていお天道様が見える位置にまで
上がってきている。
ここからが、最高に面白い、ネピアンゴージ(景色のすごく良い谷あい)の
釣りに入る。
光が差して、ディープに落ちるバスもいるが、このネピアンゴージでは、
オーバーハングのカバー下に、大型バスがうようよ居る。
はっきりいって、フローティングのルアーなら、何でも釣れる。
着水と同時にバイトしてくる可能性も高いし、ルアーは何でも良い。
ポッパー、ペンシル、ミノー、シャロークランク、そういったルアーで
良く釣れる。

勿論、トンボやコガネムシなどの昆虫類のイミテーションルアーでも
良く釣れる。ぷかーと浮かして、水面をモゾモゾけいれんさせれば、
バスは、飛びついてくる。
トンボやコガネムシといった昆虫類がネピアンゴージには多く生息しているので、
木から落ちてくるそういった昆虫類をバスは待ち構えているのだ。

食い渋れば、ワーム類だ。
イモグラブ(AR45)、ワッキー(サワムラペレット、ゲーリーワッキーワーム)、
ノーシンカー(センコー、スラッゴー、バークレーパワーベイトの各3〜4インチ)
グラビンバズ(4インチグラブ)、
まあ、どのワームでも良く釣れるが、基本的に、カバー下の奥の奥、
岸際までキャストする技術があるかどうかが一番重要だ。
サイドスロー、スキッピング、ピッチングを駆使して、ピンポイントの
カバー下の岸際までワームを送り込めば、数匹の見えバスが、ワームに
集まってくる。あとは、小刻みに震わせる程度の誘いで充分。
AR45は良く飛ぶので、大きなカバー下を低い弾道でキャストするには
向いている。竿遊は、それにアシストフックをつける場合もある(TADリグとして
オーストラリアの釣り雑誌に発表、大きな反響を得た)が、
そうすることによって、フッキング率が倍増する。
簡単なキャストの出来る、カバー下では、ワッキーが有力。
バスにワームをゆっくり見せてバイトさせるには、最高のリグだ。
カバー下には子バスも多く、ひどいときには1つのワッキーに
10匹以上の小バスが向かってくるが、その中でも大き目のバスの
方へワームを誘導し、小バスが先にバイトしてくれば、急いで
ワームを動かしてバイトさせない技術も必要。
偏光グラスをかければ、そのような水面下のドラマも
良く見えるし、運でバスを釣るのではなく、技術で
デカバスだけを選んでフッキングに持ち込むことが出来る。

竿遊にとって、ネピアン川は、もはや釣れる釣れないの川ではなく、
釣れて当たり前、というよりも、新しいルアーの研究場所なので、
いつも、様様なルアーをキャストする。
よっぽどのタフコンでない限り、この午前の釣りで20匹以上は、
難しくはない。

どれか1つのルアーをチョイスするなら、竿遊は迷わず
ジグスピナーだけを持っていくだろう。
使い方によっては、ハードルアー(スピナーベイト)として、
またワームの釣り方(ジグヘッド)も出来、
バジングでバズベイト調にトップも使え、
所謂万能ルアーだからだ。

しかし、最近は、多くのオージーも、このジグスピナーを
多用しているから、誰かが打ちまくった直ぐあとや、翌日なら、
ノーシンカー系のワームに分がある。

先にも述べたが、季節やコンディションによって、
釣り方ががらりと変わるので、
必ず、上記の釣り方しかしないというわけではないが、
冬季以外の洪水なしでは、上記の釣り方で、
30匹は確実に取れる。
30匹釣れた場合、うちわけとしては(グッドコンディションで)、
40CMオーバー2匹、
35CM〜40CM10匹、
30CM〜35CM10匹、
25CM〜30CM5匹、
20CM〜25CM3匹
といったところか。

しかし、実際のアベレージは20CM〜30CMが
65%くらいを占めているので、
その子バスを釣らず、より大物のいる場所や
釣り方をした場合の釣果として捉えていただきたい。

以前に竿遊は、ネピアンバスフィッシングクラブの
主催で、ここでのトーナメントに参加したが、
釣れた8匹のバスのうち、2匹が40CMオーバー、
3匹が35CMオーバー、残りの3匹が35CM以下という
結果になった。
数ではなく、大物だけを狙えば、そういう釣りも出来る。

竿遊


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